中学部教科 社会 2020年08月08日
「北海道旭川市の冬の降水量の特徴を述べよ」。
え?そんなこと学校で習ったかな? 受験生でもそう言いそうです。
「北海道は雪がたくさん降りますか?」一言で言うとそう問われています。実際のところ、北海道の冬の降水量はどのくらいあるのでしょう。
正解は「冬でも、雨や雪はあまり降らない」です。正確には「降水量は夏と冬であまり変化がなく、1年を通して少なめである」となります。意外なようですが、北海道の冬の降水量はあまり多くはないのです。例えば、中国地方の鳥取県や島根県と比べても北海道のほうが少ないのです。
あんなに北国なのに、何故、雪がそう多くは降らないのでしょう。
その理由に納得がいくと理解が深まるのですが、北海道の気候については、教科書には雨温図(気温と降水量をグラフにまとめた図)が紹介されている程度で、あまり詳しい説明は書かれていません。
近年の入試ではグラフや資料を読み解くことを重視する問題が増えています。つまり言葉を漠然と覚えるだけではなく、知識の意味を理解し、資料の真意を読み解くことが要求されているということです。
トライメイト進学舎の社会科では、知識の「何故?」を考えます。何故そうなっているのかには理由があるものが多く、そこを知ることで理解が深まり、また覚えやすく忘れにくくなるからです。
「丸暗記」の先へ。社会が楽しくなります。