私たちが大切に思うものがあります。それは、ここに集まり巣立っていった生徒たちです。

学校の勉強をし、部活をし、くたくたになりながらもさらに勉強しようという生徒たち。彼らが授業になると、背筋を伸ばすのです。打算的でも計算高くもなく、要領も決して良くないごく普通の生徒たち。彼らが、入試という大きな試練に対して立派に立ち向かっていくのです。

受験に際して、一人一人の生徒が行っていることは、基本的には誰もがみな同じです。人生の岐路に立ち、真剣に自分と向き合い、努力を積み上げ、その中で伸びないと悩み、もがき、予想もしなかった自分を発見し、より大きくなっていく。そして、それとともに自分の身の丈をも知り大人になっていくのです。胸を張って。

そんな受験生たちにいつも接する私たちは、「どこの学校に合格したかに価値があるのではなく、そこに至るプロセスの中でどんな成長を遂げてきたかに価値がある。」と考えています。また、同時に彼らの良き理解者でありたいと思っています。

トライ（TRI）～語源はギリシア語で「三叉」、つまり三叉になった槍（やり）の意味。人間は生きていく上で、人間として正しい武器を備えていなければなりません。本塾では、この三叉を、「優れた能力の開発」・「創造への挑戦」・「調和のとれた人間性の育成」と捉え、指導の柱としています。

また更に、あらゆることを試みようとする、可能性（DYNAMIS）の追求（TRY：英語）の意も掛けています。

メイト（MATE：英語で「仲間」）～仲間と共に、それぞれが良きライバルとして、社会に有為な人となるべく切磋琢磨しようという気持ちを込めています。